株式投資 取引・配当・コーポレートアクション

株主総会で株主に送付される書類のこれまでとこれから

2022/6/26

2022年9月の改正会社法の施行で株主総会資料の電子提供制度が導入される。これを受けて、2022年6月に多くの上場会社の株主総会で同制度を採用するための定款変更が諮られる。 ※この改正は2019年に成立し、本件以外の改正は2021年3月にすでに施行されている。実務への影響の大きさから1年半遅れての施行となっている。 ※電子提供制度の採用が強制の上場会社については、施行日を効力発生日として定款変更手続きをしたとみなされる強力な経過措置が設けられているが、みなし規定の対象にならない取り扱いもあるため、実際には ...

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経済指標・マクロ

JGB7年債と債券先物(7年債連続指値オペの意義を理解するために)

2022/6/18

本稿では「残存7年の日本国債は長期国債先物と密接な関係にある重要な債券である」ということを解説します。先物の受渡適格銘柄、CF、チーペスト等のトピックを取り上げます。 日銀が連続指値オペの対象に7年債を加えたことの重要さを理解する一助となれば嬉しく思います。 ※自分は基本的に株の人なので本稿のために改めて調べた内容も含まれることにご留意ください。一応ヘッジファンドのデューデリをしたり友人に債券の仕事をしている人がわりといたりと、間接的な関わりはありました。 日銀がYCCの国債の買入対象に残存7年の債券も加 ...

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取引・配当・コーポレートアクション

株主総会シーズンを真面目に楽しむための知識

2022/6/9

株主総会は株式会社の最高意思決定機関です。とはいえ、フルタイムで働いている現役世代が株主総会に参加することは容易ではありません。多くの方は、招集通知を一読する程度の時間しか割いていないと思います。 (議案を精査して議決権行使している個人投資家が本稿をご覧になっていたら身が引き締まる思いです。あなたのような真面目な投資家がコーポレートガバナンスを担っています。) 本稿では、6月の株主総会シーズンを楽しむための知識をまとめます。やや雑多になりますが、株主総会関連の報道や会社からの送付物の理解に役立てば嬉しく思 ...

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ETF

時価総額の大きな日本株ETFの決算日のまとめ

2022/5/6

2022年5月現在の基準で、時価総額(純資産総額)が大きな日本株ETFの決算日の一覧を掲載します。 日銀がETF購入を開始(2010年)してから、度重なる購入規模増額(2013年、2014年、2016年)と、コロナ相場下での積極的な購入(2020年)を背景に、TOPIX型・日経平均型ETFの残高は過去10年間で急拡大しました。 そして、規模が大きなETFの決算のタイミングでは、ETFの分配金対応を意識した売買が見られるようになりました。 東証上場ETFの決算日一覧を掲載しているソースは数多あるが、上記の観 ...

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株式投資

「2021年末を100にして指数化」というチャートはどう作っているか

2022/5/4

複数銘柄を比較する株価チャート等では「〇〇=100として指数化」と書かれているものがある。 例えば、以下はニッセイ基礎研究所が公表している月次の経済動向レポートのもの。 出所:ニッセイ基礎研究所 世界各国の市場動向・金融政策(2022年4月) 株価そのものではなく、基準時点(〇〇)の水準を100にした相対株価を使うことで価格帯が異なる複数銘柄の比較を容易にするためのテクニックだ。 筆者はこの処理を株式運用の部署に配属されて2日目に知った。 初見だと何をしているかイメージしにくいかもしれないので、本稿ではこ ...

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取引・配当・コーポレートアクション

配当金額が非表示(アスタリスク***)の配当金計算書が届く理由を法的根拠を示して解説

2022/5/2

日本の上場株式を保有していると、配当金支払い時に「配当金計算書」が郵送される(東証上場ETFなら「分配金計算書」)。 本来は重要な書類なのだが、配当金の支払い方法に株式数比例配分方式(証券会社受け取り)を選択していると、税引き後の支払金額が******(アスタリスクで埋まっておりブランク)の計算書が届くため、初見だと困惑するかもしれない。 「配当金計算書 アスタリスク」で検索すると信託銀行(証券代行)や証券会社のQ&Aがヒットするが、ここには「株式数比例配分方式を選択している場合はこのようになりま ...

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株価指数

外国株指数の円建てリターンを為替要因と株価要因に分解する

2022/4/30

本稿では、外国株指数の円建てのリターンを、為替要因と株価要因に簡便に分解する方法を紹介します。先日知人に聞かれて「やったことないと分かりにくいかも」と思った事項です。 インデックスファンドにも通じる考え方なので、S&P500やMSCI ACWIに連動する投信を保有していて、基準価額の騰落率を為替と株価に分けて捉えたいという人にも参考になると思います。 月報に基準価額の要因分析を載せる投信も多いものの、外国株インデックスファンドにはほぼ書いていないので。 目次(クリックで各項目にジャンプ)1 「指数 ...

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株式投資

2022年の株式市場見通し(MorganStanley,J.P.Morgan,Blackrock,Invesco)

2021/12/28

年末なので、主要金融機関が公表する2022年の株式市場見通しをまとめます。 個人投資家でもアクセスできるソースが比較的充実しているところをピックアップしました。 最後に執筆者目線での総括も書きます。 目次(クリックで各項目にジャンプ)1 はじめに 金融機関の株式市場見通しを見る上での注意点1.1 年末いくらになるかは重要ではない1.2 (セルサイド)個人投資家の目に見えるのは長い長いレポートのごく一部2 各社の株式市場見通し2.1 モルガン・スタンレー2.2 J.P. Morgan2.3 Blackroc ...

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ETF

ビットコインETFの概要を届出書で確認(BITO, ProShares Bitcoin Strategy ETF)

2021/10/16

  2021年10月15日、米証券取引等監視委員会(SEC)によるProSharesのビットコインETF(ティッカー :BITO)承認が報じられました。 日本経済新聞  123 Tweets 4 Users 8 Pocketsビットコイン半年ぶり6万ドル超、先物ETF開始へ(写真=ロイター)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN12E7X0S1A011C2000000/【ニューヨーク=大島有美子】暗号資産(仮想通貨)のビットコインの価格が15日、 ...

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株式投資

GPIFが恒大集団の株や債券を保有するのはしょうがない(アセットオーナーとパッシブ運用)

2021/10/1

本稿では「指数に採用されている以上GPIFが恒大集団の株や債券を保有するのは仕方がないこと」という観点から、巨大機関投資家が世界中に分散投資する際に不可欠な「パッシブ運用で面積を取る」という行動について解説します。 その後にGPIFがベンチマークにしている指数について本件と絡めて見ます。 目次(クリックで各項目にジャンプ)1 中華デベロッパーの過剰債務が世界経済を揺るがす2 GPIFの潔い開示はメディアの飯のタネに3 公的年金の資産運用のプロセス :パッシブ運用で面積を取る3.1 政策アロケーション(配分 ...

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株式投資

【3月23日米国市場まで更新】コロナショック発生からの日々の日本株・米国株市況

コロナショックで株価が急落し始めた2020年2月第4週以降の値動きをまとめておきます。
不定期で更新する予定です。
※コメントは執筆者の主観が入っていますので割り引いて読んでください。

3月9日の週から書き始めました。
最終更新日:3月24日

動画にもしていますのでぜひ併せてご覧ください(動画は3/13までの値動きベース)

日経平均、S&P500、ドル円、米国債利回り(~3/23)

日経平均とS&P500

  日経平均       S&P500    
  終値 騰落率 日中変動率 年内高値
からの騰落率
2019年末からの騰落率   終値 騰落率 日中変動率 年内高値
からの騰落率
2019年末
からの騰落率
2020/2/24             3,225.89 -3.35% 1.40% -4.73% -0.15%
2020/2/25 22,605.41 -3.34% 2.72% -6.26% -4.44%   3,128.21 -3.03% 4.10% -7.62% -3.17%
2020/2/26 22,426.19 -0.79% 1.47% -7.01% -5.20%   3,116.39 -0.38% 2.36% -7.97% -3.54%
2020/2/27 21,948.23 -2.13% 1.95% -8.99% -7.22%   2,978.76 -4.42% 4.02% -12.03% -7.80%
2020/2/28 21,142.96 -3.67% 2.89% -12.33% -10.63%   2,954.22 -0.82% 3.52% -12.76% -8.56%
2020/3/2 21,344.08 0.95% 3.56% -11.49% -9.78%   3,090.23 4.60% 4.72% -8.74% -4.35%
2020/3/3 21,082.73 -1.22% 3.02% -12.58% -10.88%   3,003.37 -2.81% 5.33% -11.30% -7.04%
2020/3/4 21,100.06 0.08% 1.82% -12.51% -10.81%   3,130.12 4.22% 3.09% -7.56% -3.12%
2020/3/5 21,329.12 1.09% 0.84% -11.56% -9.84%   3,023.94 -3.39% 2.75% -10.70% -6.40%
2020/3/6 20,749.75 -2.72% 2.16% -13.96% -12.29%   2,972.37 -1.71% 2.84% -12.22% -8.00%
2020/3/9 19,698.76 -5.07% 4.44% -18.32% -16.73%   2,746.56 -7.60% 4.71% -18.89% -14.99%
2020/3/10 19,867.12 0.85% 5.43% -17.62% -16.02%   2,882.23 4.94% 5.16% -14.88% -10.79%
2020/3/11 19,416.06 -2.27% 3.00% -19.49% -17.93%   2,741.38 -4.89% 4.32% -19.04% -15.15%
2020/3/12 18,559.63 -4.41% 4.33% -23.04% -21.55%   2,480.64 -9.51% 7.34% -26.74% -23.22%
2020/3/13 17,431.05 -6.08% 8.57% -27.72% -26.32%   2,711.02 9.29% 8.08% -19.94% -16.09%
2020/3/16 17,002.04 -2.46% 5.12% -29.50% -28.13%   2,386.13 -11.98% 7.63% -29.53% -26.14%
2020/3/17 17,011.53 0.06% 6.93% -29.46% -28.09%   2,529.19 6.00% 7.39% -25.31% -21.72%
2020/3/18 16,726.55 -1.68% 4.18% -30.64% -29.29%   2,398.10 -5.18% 7.22% -29.18% -25.77%
2020/3/19 16,552.83 -1.04% 4.85% -31.36% -30.03%   2,409.39 0.47% 6.11% -28.85% -25.42%
2020/3/20             2,304.92 -4.34% 6.83% -31.93% -28.66%
2020/3/23 16,887.78 2.02% 3.36% -29.97% -28.61%   2,237.40 -2.93% 4.87% -33.92% -30.75%

※日中変動率は、(高値-安値)÷終値の絶対値をとったもの

ドル円と米国10年債利回り

  ドル円(日本時間)     米国10年債利回り  
  レート 前日比 年内高値
からの変化率
2019年末
からの変化率
  利回り 前日比 高値
からの変化
2019年末
からの変化
2020/2/24           1.38% -0.09% -0.51% -0.54%
2020/2/25 110.94 -1.04% -1.04% 1.27%   1.33% -0.05% -0.55% -0.59%
2020/2/26 110.32 -0.56% -1.60% 0.70%   1.31% -0.02% -0.57% -0.61%
2020/2/27 110.36 0.04% -1.56% 0.74%   1.30% -0.01% -0.58% -0.62%
2020/2/28 109.45 -0.82% -2.37% -0.09%   1.13% -0.17% -0.76% -0.79%
2020/3/2 107.69 -1.61% -3.94% -1.70%   1.09% -0.04% -0.79% -0.83%
2020/3/3 108.31 0.58% -3.39% -1.13%   1.01% -0.08% -0.87% -0.91%
2020/3/4 107.36 -0.88% -4.24% -2.00%   0.99% -0.02% -0.89% -0.93%
2020/3/5 107.5 0.13% -4.11% -1.87%   0.93% -0.07% -0.96% -0.99%
2020/3/6 106.3 -1.12% -5.18% -2.97%   0.71% -0.22% -1.18% -1.21%
2020/3/9 104.18 -1.99% -7.07% -4.90%   0.50% -0.21% -1.38% -1.42%
2020/3/10 103.3 -0.84% -7.86% -5.71%   0.75% 0.25% -1.13% -1.17%
2020/3/11 104.9 1.55% -6.43% -4.24%   0.82% 0.07% -1.06% -1.10%
2020/3/12 104.63 -0.26% -6.67% -4.49%   0.85% 0.03% -1.03% -1.07%
2020/3/13 105.17 0.52% -6.19% -4.00%   0.95% 0.10% -0.93% -0.97%
2020/3/16 106.91 1.65% -4.64% -2.41%   0.73% -0.22% -1.15% -1.19%
2020/3/17 106.6 -0.29% -4.91% -2.69%   1.00% 0.27% -0.89% -0.92%
2020/3/18 107.39 0.74% -4.21% -1.97%   1.27% 0.27% -0.62% -0.65%
2020/3/19 108.98 1.48% -2.79% -0.52%   1.12% -0.15% -0.76% -0.80%
2020/3/20 110.97 1.83% -1.02% 1.30%   0.94% -0.18% -0.94% -0.98%
2020/3/23 110.9 -0.06% -1.08% 1.23%   0.76% -0.17% -1.12% -1.16%

※米国債利回りの、前日比、高値からの変化、前年末からの変化は利回りの変化(変化率ではなく単純な引き算)。

市況コメントと出来事

3月23日(月)

日経平均は+2.02%上昇、TOPIXは+0.68%と小幅上昇。前週大幅下落したソフトバンクGの急反発(+18.6%)が日経平均に寄与。特段新しい材料はなく、むしろ週末に米欧の状況は悪化した印象だが強い。連休中の一段の円安進行は好材料。19日に急落したREITは+13.85%と急反発。さすがにNAV倍率0.6倍台は拾われるようだ。

米国株は▲2.93%と続落。FRBが国債買入枠の上限を無制限とすることを発表したことで先物が一時急反発する場面があったが、一時的だった。在宅勤務要請の拡大による心理の悪化と、経済対策について議会の合意が成立しなかったことが悪材料。S&P500の年内高値からの下落率は▲33.92%。17,000円/ドル台で日経平均とダウが邂逅する日が来るか?
ドルインデックス一服、長期金利低下、ゴールド上昇。

3月20日(金)

日本市場は春分の日で休場。

米国株は▲4.34%と大幅下落。週間の下落率はS&P500が▲14.98%に対しダウは▲17.28%。ボーイング(週間で▲44%)のマイナス寄与大きい。年内高値からは▲32%下落。
開始からしばらくは前日終値を挟んで一進一退の展開だったが、引けにかけて下げ幅を拡大。当日の安値圏で引け。
S&P500終値の2,304ptは月曜と水曜の終値を切り下げる水準。自分がざっくり出したS&P500の下値目処は高値からのドローダウン▲41%の2,000ptだったが果たしてどうなるか。
WTI原油は一時20ドル割れ。ドルインデックスは102近傍と引き続き高水準だが上昇一服感は出てきたか?

PBRから見る下値めど
https://in-invest.net/2020/03/15/corona_maxdrawdown01/

3月19日(木)

日経平均は前日比▲1.04%下落。TOPIXは前日比+0.98%と上昇。日経平均ウェイトの高いソフバンGが▲17.22%下落したことが日経平均の重石に。指数構成比4%で試算すると、ソフバンGだけで115円ほど日経平均を下げている。新しい材料は無いが、決算期末を睨んだ金融機関の損切りを指摘する声もあり。
日本時間で特筆すべきはJ-REIT市場の崩壊。1営業日で▲18.51%という未曾有の下落。下落率10%で止まらず、引けにかけてまっ逆さに落ちていく姿はメルトダウン。東証REIT指数ベースでも2月20日終値からの下落率は▲49.10%となり、1ヶ月で半値に。

J-REIT急落とバリュエーション
https://in-invest.net/2020/03/16/reit_index_nav_div_01/

3月第3週の日銀のETF買入金額は
ETF⇛3,256億円、REIT⇛95億円(ETF前週の8割、REITは前週の倍)

米国株は+0.47%と小動き。欧州米国時間にはFRBによるMMFへの資金供給、イングランド銀行の緊急利下げが発表されたが大きな反応なし。
手元資金、ファンディング需要によるドルの上昇は19日も止まらなかった。ドル円は110円台までドル高が進行し、ドルインデックスも102まで到達。

中央銀行スワップの解説
https://in-invest.net/2020/03/18/centralbank_swap01/

3月18日(水)

日経平均は▲1.7%の小幅下落。対して、TOPIXは+0.18%と確り。前日の米国株の反発から前日比プラス圏で推移する場面もあったが、米国株先物の下落等が重石になり当日の安値圏で引け。
日経平均とTOPIXはの乖離については、日経平均上位ウェイトのファーストリテイリング(▲6.58%)やソフトバンクG(▲10.90%)の大幅下落が主因。長期資金や公的年金のTOPIXベース(時価総額加重平均ベース)の買いがあったとの推測も強い。20日の金銭信託の決算も関係するか?

米国株は▲5.18%の大幅下落。ダウは終値ベースで20,000ドル割れ。日中は一時前日比▲9%超の下落だったが下げ幅を縮小して引けている。S&P500終値(2,398pt)は一応16日終値2,386ptを若干切り上げる水準。
政策対応面では新しい材料は無いが、特筆すべきは株以外の金融商品も売られていること。「質への逃避」を通り越し「キャッシュイズキング」というクライシスディールの様相。
10年債利回りは1.27%まで上昇。2営業日で0.54%上昇しており3月第1週に債券買いで金利低下が起きる前の水準まで上昇。債券からも資金が逃げている。これを受けてドル円も米国時間に108円台まで円安進行。
商品も散々。WTI原油は一時20ドルまで下落。OPECプラスの協調減産決裂以前は40ドル台だったため半値。ゴールドもETF(IAU)ベースで▲2.3%下落しており、3月第1週の高値から▲10%下落した水準。

3月17日(火)

日経平均は前日比ほぼ変わらず。16日の米国株が▲12%と大幅反落したにも関わらず底堅い値動き。TOPIXが日経JPX400のような時価総額加重平均の指数は2%超の上昇になっていたため、長期資金や公的年金の買いを連想させるが実態はどうだろうか。また、一部の市場参加者からは物色内容がまともだったという声もあり(全てを投げ売り/買戻ではなく、業績やバリュエーションが機能しているということ)。実際に、ディフェンシブや高ROE銘柄(JPX日経JPX400ってそういう指数か)が買われていた印象。
反面、J-REITは下げ止まらない。前日比▲1.1%下落と下値模索が続く。

米国株は+6%の大幅反発。寄り付き直後は前日比ほぼ変わらずの水準を挟んだ値動きとなり、12%安の翌日の市場としては弱かったが、ムニューシン財務長官の記者会見、現金(小切手)給付、納税の先送りなどの経済対策への期待から上げ幅を拡大。当日の高値圏で引け。
米10年債利回りも1%弱の3月月初並の水準まで上昇。VIXは75と依然として高い。

3月16日(月)

日本株は続落。前週末の米国株の大幅反発にも関わらず下落して始まる。午後には一時前日比プラス圏まで浮上する場面もあったものの、引けにかけて再び前日終値を下回り、▲2.5%安で引け。
日本時間早朝にFRBの1%の緊急利下げ(ゼロ金利)と量的緩和の再開が発表されるが、手詰まり感から買い材料にはならず。また、日銀がETFのか入れ枠を6兆円から12兆円に拡大することを発表するが、こちらも手札切れ感から市場心理は改善せず。公表事項に「原則的な買い入れペースは引き続き6兆円ペース」との記載があったことで、持続性・インパクトを疑問視されたとの指摘もあり。

米国株は▲12%下落。年内高値からの下落率は▲30%まで拡大。前掲のFRBの緊急利下げは却って市場の不安感につながり、欧州時間から欧州株、米株先物が大幅反落。現物株も取引開始後まもなくS&P500が前日比7%に達しサーキットブレーカー発動。取引再開後は前日比▲5%台まで下げ幅を縮小する場面もあったが、トランプ大統領の記者会見で景気後退入について明確に否定されな方ことが重石となり再び下げ幅を拡大。12日終値2,480ptを切り下げ、2,386ptで引け。 
VIX指数80超えのに突入。

3月13日(金)

前日の米国株の大幅下落を受けて▲6.1%の大幅下落。午前中には一時日経平均16,000円台をつける。16,800円として計算すると高値からの下落率は30%を超える。
ただ、午後からは下げ幅を縮小。引けににかけて急速に下げ幅を縮小し、一時9%超の下落だったものの終値ベースでは▲6.1%で取引を終えた。
前日米国時間にトランプ大統領の東京オリンピック延期に関する発言が出たことがどの程度材料視されたかは不明だが、J-REITの下げがひたすらきつかった印象。前引けでは東証REIT指数は前日比▲15%。終値ベースでは▲10.5%まで下げ幅を縮小したもののREIT投資家と地銀のような国内法の厄日だった(彼らが売ったのかもしれないが。)。
3月第2週の日銀のETF買入額は
ETF⇛4,068億円、REIT⇛48億円(前週の4倍)

米国市場は+9.3%の大幅反発。米国の新型コロナ対策への期待から反発していた欧州市場を受けて反発して寄り付くが、買い一巡後は徐々に上げ幅を縮小。一時は前日終値からの上昇率は1%を切る水準に。ザラ場に国家非常事態宣言が公表されてからも売り買い交錯した展開だったが、トランプ大統領の会見が始まると国家非常事態宣言により連邦予算の活用が可能になるとの期待から上げ幅を拡大。前日比9.29%のと前日の下げ幅をほぼ戻して終了。ただ、引けにかけの急上昇が翌営業日に散々否定されるのも調整局面。油断大敵。

3月12日(木)

日本株は5%程度下落した米国株の流れを引き継いで、▲4.4%の大幅下落。東京時間に報道されたトランプ大統領の「欧州からの渡航制限」の表明が悪材料。
米国株は各指数とも▲10%近い今回の下落局面で最悪の暴落。リーマン・ショック時の1日の最大の下落が7.5%程度だったためそれを超す。指数値が大きくなっているため「ダウ1000ドル下落」で大騒ぎするのは無意味だが変化率で金融危機を抜いたのは掛け値なしに当時以上の下落ということ。これに継ぐのはブラックマンデーだけ。ザラ場では前日比▲5%程度まで下げ幅を縮小する局面もあったが、結局安値圏で引け。ダウ▲9.99%、S&P500▲9.51%。一時ボーイングの破綻懸念からウェイトの高いダウの下げがキツイ局面があったが、終わってみればあまり差がない。米国株の高値からの下落率は26.7%、ドル円も6%調整しているため、円建てで米国株に投資している場合は30%の超の調整。
金はETFベースで▲4%下落。金利は0.85%と一時ほどは下がっていない。債券市場は落ち着いているというよりは金も債券も忌避されていることか。
ECBの対応への失望から欧州株も10%も超の下落。

3月11日(水)

日本株は前日終値の付近で寄り付くと、前日の米国株の反発にも関わらずその後はずるずると下落。前日比▲2.3%、当日の安値圏で引け。目新しい材料なし。
米国株も軟調なアジア・欧州市場の流れを引き継いで下落して始まる。引けにかけて当日の最安値圏からやや戻すも、前日比▲4.9%下落して引け。前日の上昇分をすべて戻す。
高値からの下落率はS&P500が19%、ダウは20%を超える。20%超の調整は弱気相場入りの目安と言われるが、心理的にはとっくに弱気相場のため今更感がある。
WHOの「パンデミック」発言、具体的な経済対策の内容が出ないことへの失望。
金利は週初の0.50%割れからは落ち着き、0.70%まで戻す。「債券市場は株式市場より賢い」と見て良いのか。また、米金利の下げ止まりを受けてドル円も日本時間には一時105円台を回復。

3月10日(火)

日本株は前日の急落の反動から+0.8%小幅反発。5%下落のあと0.8%上昇ではやってられないが、寄り付き後に下げたあとに切り返し高値圏で引けたので、力強さはあった。
米国市場は景気対策への期待から+4.9%の急反発。ただ、具体的な案は出ていない。

3月9日(月)

週末のOPECプラスの協調減産の決裂から日本株は▲5.1%の大幅下落。総悲観に近い印象。株の下落だけでなく、前週までは株と比べて底堅かったREITの下げ(マイナス6%超)もきつい。これでまだ明確セリングクライマックス感が無いのは投資家がボラティリティに慣れすぎたせいだろうか。
米国市場も軟調なアジア・欧州市場に続いて大幅下落。▲7.6%の下落になり、高値からの騰落率はマイナス19%。弱気相場入が見えてくる。2008年の金融危機では、2007年の高値から2008年3月のベアー・スターンズ破綻・救済までの下落幅が▲15%だったので、それに追いついた。
米国10年債利回りは一時0.3%台に突入。世界から金利が無くなる日が来た。ドル円も一時101円台まで下落。やばさしかない。WTI原油先物は42ドル⇛31ドルまで下落。一時20ドル台も。

3月6日(金)

日本株は▲2.7%の大幅下落。特に新しい材料は無いが、米国の金利低下に伴う円高が重石になっている。世界から金利が無くなる日が近い?前週(2月第4週)は株価の調整と比べてドル円は底堅かったが、今週になって円高が進んでいる。
3月第1週の日銀のETF/REIT買入は
ETF⇛1,050億円、REIT12億円
米国市場も▲1.7%の下落。▲1.7%の下落で底堅いと感じる。麻痺している。2月の雇用統計は良かったが材料にならない。

3月2日~3月5日

一進一退。米国が連日3-4%下落・反発を繰り返しているのに日本株は1%程度の値動き。日銀と年金が買っているのか。
週央から米国の金利低下が顕著。金利ってこんなに動くものだっけ。

2月28日(金)

世界的にリスクオフの流れから株安が止まらない。日経平均22,000円、S&P29,000pt、ドル円108円をはさんで売り買い交錯。週内は株の下落とは対象的に底堅かった金もETFベースで3%超下落していたのが強いリスクオフの象徴のように感じる。
ここまでで、日米欧3局ともに年内高値からの下落率は12%程度。地獄の入り口だと入り口の時点で分かれば苦労はしない。

2月24日~2月27日

24日、25日と米国株が3%下落し、水曜に反発できず、木曜に4%超の下落になったことで今回の下落の流れができたような印象がある。日本でも、マスクが無い、日用品が一時的に無くなる、一斉休校、人通りの無い街といった、日常に入り込んできた異様な光景が心理を冷やす。想像になるが、海外でもこの状況が報道されて心理を悪化させているのではないか?

 

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