株価指数

iOSの株価ウィジェットで株価指数等を見る方法(日経平均、金利、為替、MSCI(?))

iPhoneiPadには、標準で株価を表示するアプリが入っています。
ウィジェット(ホーム画面をスワイプすると左側から出てくる領域)にも対応しており、株価ウィジェットには、アプリ上で「ウォッチリスト」に登録した銘柄が表示されます。

※iPad用のiOSだとApple純正の株価アプリがなぜかずっと搭載されていませんでした。iPadでもAppleの株価アプリが付くようになったのは2018年のiOS12からと実はごく最近です。

ここには、個別株の株価だけでなく、一部の株価指数や為替レートも表示できますが、検索欄に名前を入れるだけだとうまく出てこない場合があります。

本稿では、私がiOSのデバイスを10年使ってたどり着いた、目当てのインデックス等を探すためのコツなどをご紹介します。

2020年3月29日追記
この記事は当初2019年1月時点の株価アプリの挙動をもとに作成しました。
2020年3月に再検証したところ、動作が変わっている点がかなりあったため最新の状況を青字で追記します。

株価指数や米国上場ETFも名称やティッカーで検索できるようになっており、コードのベタ打ちや言語設定の変更が必要な状況は現在ではあまり無いと思います。

株価指数、米10年債利回り、VIX

例えば、S&P500指数を追加しようとして、下の画像のように検索欄に「s&p」と入れても、S&P500指数にたどり着けません。名前に「S&P」が入った日本のETF等が出てくるだけです。

S&P500指数は ^GSPC と入力するとが出てきます。
データ提供元の影響なのかもしれませんが、ずっとこんな感じでした。
※なお、^は「キャレット」と読むそうです。Excelでべき乗に使う記号なので、ずっと「べき」と読んでました。ごめん、キャレット。

一覧をまとめているサイトもありますが、ニッチなものをお探しの場合は株価アプリのデータ提供元の米国YahooFinanceで使われているコードを特定して、それを打ち込んでみましょう。

参考までに、需要がありそうな株価指数(&VIXと米10年債利回り)のコードを書いておきます。

 

ダウ平均 ^DJI
S&P500指数 ^GSPC
ナスダック総合指数 ^IXIC
ナスダック100指数 ^NDX
米国10年債利回り ^TNX
VIX指数 ^VIX
日経平均 ^N225
上海総合指数(中国) 000001.SS
ハンセン指数(香港) ^HSI
SENSEX30指数(インド) ^BSESEN
DAX指数(ドイツ) ^GDAXI
FTSE100指数(イギリス) ^FTSE

2020年3月追記
現時点では、コードを直接入力しなくても多くの指数・指標が名前で検索できます。
検索欄に「S&P」と入力すれば候補にS&P500が出るようになりました。
「Treasury」で^TNX、「VIX」で^VIXが検索候補で出るようになり、かなり探しやすくなりました。

為替

株価指数と比べると為替はシンプルです。
ISOの3文字の通貨コードの組み合わせ(FX会社等でも使われる通貨ペア)に、=Xをつければ良いです。ただ、ドル円だけ少し特殊です。

ドル円 JPY=X
ユーロ円 EURJPY=X
ユーロドル EURUSD=X
ポンド円 GBPJPY=X
豪ドル円 AUDJPY=X

2020年3月追記
これは変わりません。

見られないものはETFで代替するか他のアプリ

2008年に第二世代iPod touchを買ってから10年間試行錯誤を重ねて来たのですが、以下の指数や指標は株価ウィジェットだと表示できませんでした。
これらについては、流動性の高いETFで代替するか、別のアプリで見たほうが良いでしょう。

MSCIの指数

MSCIが算出する株価指数、特にKOKUSAI、Emerging、ACWIは連動するインデックスファンドを保有している人が多く、株価アプリで見たい人が多いはずです。
私もそのクチなので株価アプリで一番最初に試したのですが、MSCIの指数はどう頑張っても出てきませんでした。
そもそもYahooFinanceに出てこないので、2社間に契約が無いのだと推測します。
こういったMSCIの指数については、流動性の高いETFで代替するのが一つの解決方法です。
私はMSCI Emergingの代替として、EEMをずっとウォッチリストに登録しています。
KOKUSAIやWorldはあまり流動性の高いETFが無いため、割り切って日本・新興国含む全世界を見るのもありです。または、厳密にMSCIにこだわらず、FTSEの指数をベンチマークにしているVanguardのETFで代用しても、市況をみる上では大差無いと思います。

新興国株 EEM(MSCI EM)、VWO(FTSE EM)
全世界(新興国含む) ACWI(MSCI ACWI)、VT(FTSE全世界)

ただ、米国上場のETFにも関わらず、iOSの株価アプリではティッカーを入力しても出ないものがあります。例えば、ACWI(iSharesの全世界ETF)VT(Vanguardの全世界ETF)はなぜか出てきません。
何事も素晴らしい知恵を残している先達はいらっしゃるもので、これは言語設定を英語にした状態だと出るようになります

参考にさせていただいたサイト様

私の環境でも再現できました。ウォッチリストに追加した後で言語設定を日本語に戻してもそのまま残ります。

 

2020年3月追記
現在では、日本語環境でも、米国上場ETFがティカーや名称で検索可能になっています。
例えば、TECL(テックレバ3倍ETF)やHYG(米国ハイイールド債ETF)のような尖った銘柄も言語設定日本語のままでそのまま検索結果に出てきます。
当初執筆時に有効だった上述の言語設定の変更の出番はあまりないかもしれません。

金利

上で米国10年債利回りは^TNXで表示できると書きましたが、それ以外の金利はうまく出せませんでした。
日本やドイツの金利(国債利回り)を見たい時は、Bloombergのアプリなどを使ったほうが良さそうです。ただ、BloombergのiOSアプリはiOS12になってからウィジェットが全く動かなくなったので、アプリを開かないと見れません。

2020年3月追記
これは変わりません。iOSの株価アプリは、米国10年債以外の金利を見るのは引き続き苦手です。
変化があった点としては、代替手段として挙げていたBloombergの無料アプリでは債券利回りの情報がかなり削られてしまいました。
自分は現在はCNBCのアプリやウェブサイトを参照しています。

コモディティ(商品)

商品価格では、WTI原油の価格をウォッチしたいという人が多いと思います。
以下のAppbankの記事が詳しいのですが、商品先物の場合、株価アプリでは限月を指定して見ないといけません

例えば、WTI原油先物の2019年2月限(ぎり)の場合は、CLG19.NYMというコードです。
Gが2月ぎりという意味で、この部分が限月ごとに異なります(1月がF、2月がG、3月がH、・・・)。
常に直近限月を表示するには、取引期限が到来するたびに次の限月に変えてる必要があります。
BloombergのCL1に該当するような、「常に直近限月を参照するティッカー」が無いということです。
こうした商品先物は直近限月を見ておきたい一方で、毎月コードを変更するのも手間なので、おとなしく別のソースで見たほうがいいと思います。金はGLD(ステート・ストリートの金ETF)でも良いかもしれません。原油価格を原油ETFで代替するのは、私はおすすめしません。

 

2020年3月追記
現在では「CL=F」というコードでWTI原油先物が表示されるようになりました。
執筆時点の直近限月である2020年5月限の価格が表示されており、チャートの期間を変更すると限月を遡った価格が表示されるため、待望のつなぎ足が実装されたようです(または、検索でたどり着きやすくなった。)。
また「GC=F」で金先物価格のつなぎ足が表示できます。
※「つなぎ足」は、直近限月の先物の価格を限月交代のたびにつなぎ合わせたチャートです。BloombergのCLAや普段ニュースで見ている先物価格はこれです。

TOPIX

TOPIXは、998405.Tというコードで出て来るのですが、執筆時点ではデータが表示されない状態です。いつから表示されなくなったのかは分かりません。以前は見れました。
日経平均(^N225)か流動性の高いTOPIX連動ETF(1306等)で代替するしかなさそうです。

2020年3月追記
TOPIXは相変わらず見れません。最近は日経平均でウェイトが高い銘柄が良く動くため、TOPIXと対比させて見たいのですがままなりません。

 

おわり

iOSの純正株価アプリ(特にウィジェット)は無駄がないデザインで見やすく、サードパーティ製のアプリも一長一短あるため、試行錯誤されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ご参考になれば幸いです。

 

  • この記事を書いた人

ton

2007年から運用会社や金融機関の運用部門で株を中心に見てきました。 現在は運用業務からは離れていて運用は自己資金のみ。 投信の請求目論見書や指数の算出要領からプロダクトの中身に迫るのが好き。

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