投資信託

業界にいた人が解説する投信の運用会社の略称(アセマネOne、MUKAMなどなど)

2019年2月21日

日本の大きい運用会社は、大手金融機関のグループ会社が多いです。
そういった会社は、社名が長くなりがちなので、略称で呼ばれることがあります。
本校では、各社の略称を見ていきます。

「~~アセット」「~~AM」という呼び方

伝統的に良くあるのが、「~~アセットマネジメント」という会社であれば「~~アセット」という略し方です。
ただ、合併して名前が長くなった金融機関のグループ(例、損保ジャパン日本興亜)に属していたり、複数の系列の合弁の場合には、~~の部分が長くなりがちです。その場合は、英語表記した時の頭文字を取って「~~AM」というような略称が使われることもあります。(AMはAsset Management)
運用会社自身が使いだしたのは、かつての興銀第一ライフアセットマネジメントのDIAM(ダイアム)という略称が最初だった気がします。ちなみに、同社は2008年に社名を「DIAMアセットマネジメント」に変更し、2016年にみずほ系の他の運用会社と合併して「アセットマネジメントOne」になりました。DIAMアセットマネジメント時代は「AM」が被っていて、見ていて少々そわそわしました。

本稿で載せた「~~AM」の読み方は私が実際に聞いたことがある範囲で書いているので、もっとメジャーな読み方があったらぜひ教えてください。

証券系

野村アセットマネジメント野村アセット
大和証券投資信託委託大和投信(だいわとうしん)
大和住銀投信投資顧問大和住銀(だいわすみぎん)
※証券・銀行の合弁会社。2019年4月にSMAMと合併予定
日興アセットマネジメント日興アセット
※現在では三井住友トラストFG傘下なので資本は銀行系

 

銀行系

三菱UFJ国際投信MUKAM(エムユーカム)
アセットマネジメントOneアセマネOne(アセマネワン)
三井住友アセットマネジメントSMAM(エスマム)
※英語表記するとSumitomo Mitsuiの順。銀行だけでなく、保険会社(三井住友海上等)も株主。
三井住友トラストアセットマネジメントSMTAM(スムタム)

 

保険系

ニッセイアセットマネジメントニッセイアセット
東京海上アセットマネジメント東京海上アセット
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントSNAM(エスナム)
※損ジャアセットと呼ぶ人も。

 

外資系

略さない会社
ブラックロック、バンガード、インベスコ、ウェリントン、フィデリティなどなど

 

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントGSAM(ジーサム)
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズSSGA(エスエスジーエー)

おまけ(運用会社以外)

HSBC(香港上海銀行)
そのままHSBC(エイチエスビーシー)と呼ぶ人が多いが、年配者だと「ホンシャン」と呼ぶ人も。
ちなみに同グループの日本の運用会社はHSBC投信が正式名称。

おわり

以上です。
MUKAM(エムユーカム)、SMTAM(スムタム)あたりは初めて聞いた時
「そう呼ぶのか!」とちょっとした感動を覚えました。

力の抜けた記事ですがご参考になれば幸いです。

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