日本の大きい運用会社は、大手金融機関のグループ会社が多いです。
そういった会社は、社名が長くなりがちなので、略称で呼ばれることがあります。
本校では、各社の略称を見ていきます。
目次(クリックで各項目にジャンプ)
「~~アセット」「~~AM」という呼び方
伝統的に良くあるのが、「~~アセットマネジメント」という会社であれば「~~アセット」という略し方です。
ただ、合併して名前が長くなった金融機関のグループ(例、損保ジャパン日本興亜)に属していたり、複数の系列の合弁の場合には、~~の部分が長くなりがちです。その場合は、英語表記した時の頭文字を取って「~~AM」というような略称が使われることもあります。(AMはAsset Management)
運用会社自身が使いだしたのは、かつての興銀第一ライフアセットマネジメントのDIAM(ダイアム)という略称が最初だった気がします。ちなみに、同社は2008年に社名を「DIAMアセットマネジメント」に変更し、2016年にみずほ系の他の運用会社と合併して「アセットマネジメントOne」になりました。DIAMアセットマネジメント時代は「AM」が被っていて、見ていて少々そわそわしました。
本稿で載せた「~~AM」の読み方は私が実際に聞いたことがある範囲で書いているので、もっとメジャーな読み方があったらぜひ教えてください。
証券系
野村アセットマネジメント | 野村アセット |
大和証券投資信託委託 | 大和投信(だいわとうしん) |
大和住銀投信投資顧問 | 大和住銀(だいわすみぎん) |
※証券・銀行の合弁会社。2019年4月にSMAMと合併予定 | |
日興アセットマネジメント | 日興アセット |
※現在では三井住友トラストFG傘下なので資本は銀行系 |
銀行系
三菱UFJ国際投信 | MUKAM(エムユーカム) |
アセットマネジメントOne | アセマネOne(アセマネワン) |
三井住友アセットマネジメント | SMAM(エスマム) |
※英語表記するとSumitomo Mitsuiの順。銀行だけでなく、保険会社(三井住友海上等)も株主。 | |
三井住友トラストアセットマネジメント | SMTAM(スムタム) |
保険系
ニッセイアセットマネジメント | ニッセイアセット |
東京海上アセットマネジメント | 東京海上アセット |
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント | SNAM(エスナム) |
※損ジャアセットと呼ぶ人も。 |
外資系
略さない会社
ブラックロック、バンガード、インベスコ、ウェリントン、フィデリティなどなど
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント | GSAM(ジーサム) |
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ | SSGA(エスエスジーエー) |
おまけ(運用会社以外)
HSBC(香港上海銀行)
そのままHSBC(エイチエスビーシー)と呼ぶ人が多いが、年配者だと「ホンシャン」と呼ぶ人も。
ちなみに同グループの日本の運用会社はHSBC投信が正式名称。
おわり
以上です。
MUKAM(エムユーカム)、SMTAM(スムタム)あたりは初めて聞いた時
「そう呼ぶのか!」とちょっとした感動を覚えました。
力の抜けた記事ですがご参考になれば幸いです。